【2021年11月1日〜12月28日】乱反射–貴方の放つ光は何処へ行くのだろう展

Diffuse reflection – Where will your light go?

開催のお知らせ

2021年コロナ過
文化庁採択事業「ARTS for the future!」
(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)
市民とアーティストをつなぐ展覧会を企画・開催

乱反射–貴方の放つ光は何処へ行くのだろう
Diffuse reflection – Where will your light go?

【会期】2021年11月1日〜12月28日/November 1. to December28., 2021
【会場】1階の廊 [Viewing Space]、2階の部屋[Alternative Space]

「乱反射-Diffuse Reflection」展について

当アートプロジェクトはアーティストの知恵を集結させ、やがて訪れるニューノーマル社会の中でも実現可能なアートの社会的価値の議論を深め、市民とアートをつなげるものです。

近年小さなウイルスが信じられないスピードで世界を覆い尽くす体験をしました。一方で、SNS上では1つの発言が反射と共鳴を繰り返しながら世界中を巡り、そして社会を揺さぶる原子となりました。インターネットが進化したお陰で世界は益々小さくなりました。人々はネットの中にも社会を形成し依存するようになって仮想現実と現実社会とが入れ子となって進行しています。

私は日々秩序と希望を持って社会の中で生活していますが、仮想現実の進化速度が増していくとリアルとフェイクとの境界が薄れていく気がします。理想と現時もまた以前の様に反発し合うものではなくなって、個々が未来を形成し構築してくのではないでしょうか。ステイホームを終えた現実社会へ踏み出す次の一歩はそれぞれの未来の方向を定める一歩となることでしょう。
自粛期間中アーティストは静かに社会を俯瞰し、自分たちが信じることの出来る作品を作り続けていました。作家たちの表現をご高覧頂くとともに、本展が私たちの未来を考察する一助となれば幸いです。

2021年11月
むらいじゅん/GENZAI代表


「コロナ過の表現とはなんですか?」

このパンデミックの不確実性と予測不可能な道を生き抜くことで、私は創造的なエネルギーを長く深い時間のテーマに集中させることができました。

《アストロスケープ》*2階の部屋展示中のプリントで、私たちの認識を超えて、私たちの一般的な経験を超えて世界を写真に撮ることが私たちにとって何を意味するのかを考えることができます。太陽系、銀河、または宇宙に私たちの文脈を広げることによって、人類の長いアーチと可能性を考慮することが私たちの義務になります。自然との戦いは、この観点からは異なって見えます。

会場風景

マット・シェーファー/Matt Schaefer
アメリカ出身、サンフランシスコ在住バージニア工科大学修士課程卒業

■主な展示/プロジェクト
2020年「Members’ Juried Exhibition」アートフォトセンター、(カーメル、カルフォルニア)「アートの射程—ソーシャルディスタンス」2階の部屋(府中市/東京)2019年「Annual Photo Exhibit」「Photography + Art Exhibit」ハーベイミルク・フォトセンター(サンフランシスコ)2018年「Annual Photo Exhibit」ハーベイミルク・フォトセンター(サンフランシスコ)他多数。

[バック・トゥー・ネーチャー]
東京のアパートに閉じ込められて1年半が経ち、絶え間なくコンピューターの画面を見つめていました…パンデミックは、旅行したり、外に出たり、自然の中で時間を過ごしたりしたいという私の欲求を新たにしました。 私は、米国のアリゾナ州とユタ州との国境近くにある赤い岩のメサと峡谷の中で育ちました。そこでは、多くの場合カメラのレンズを通して、砂漠の風景に対する太陽の影響を観察することに多くの時間を費やしました。 これらの作品では、ユタ州キャニオンランズのメサアーチなど、自然界で見られる反射光の現象を捉えて表現したいと思いました(下写真)。 この柔らかく光る拡散光は、精神的な質が強く、自然の存在を表現しています。

会場風景

アダムス・ヴァール/AdamsVerl
アメリカ出身、ユタ大学大学院建築学科修了、2013-首都大学東京准教授。
主な展示2020-現在 「Liminal + / – Subliminal」814ギャラリー、ソレトレイク、ユタ州。2019「アートビューイング西多摩」青梅市立美術館(青梅市/東京)。2019「現在:Genzai Here & Now」2階の部屋、府中市/東京、他多数

「コロナ過の表現とはなんですか?」
生まれは北海道釧路、湿原の中で育ちました、その中でも秋の湿原の枯れた神々しい輝き、そして思い出すのは沼に落ちてしまった恐怖の体験、ただ光(明るいところ)を這い上がって来たあの光このことが今制作できて、又その一部になっているのは確かです。

会場風景

橋本俊宣HashimotoToshinobu 
北海道出身、青梅市在住

主な展示日本版画協会展’79準会員賞、1975〜’05日本版画協会展、’79準会員賞1979年新人推薦展(養清堂画廊)サンシャイン版画版種別グランプリ展、主な個展2006〜橋本俊宣(本名)で20年間の飲み残を貯めた珈琲で描いたタブローでTACに参加、2013TACプロジェクト2013「5つの空間展」(たましんギャラリー)、2016「不思議な世界へ」展レ・トロワ・アヌー、2016〜2017アートビューイングOME

「コロナ過の表現とはなんですか?」
僕の表現のヒントは日々の生活している社会から得ています。製作は自分の人生に刻み込む光、その軌跡を残す行為です。未来の未だ自分の知らない方向に顔を向けながら考えいます。この2年間、自分の生きてきた人生のなかで最も長い間社会が揺れ動き続きました。地球上の全人類が一斉にコロナウィルスという非生物に対して真正面から対峙したことは、私の心に深く刻み込まれました。私にとって表現とは、様々な経験から生まれてきています。

会場風景

村井旬/MuraiJun
東京都出身、1997テンプル大学卒業

主な展示2019年「村井旬写真展」百笑ギャラリー (相模原市/神奈川)2019「GENZAI Now and Here」 、2020「アートの射程・ソーシャルディスタンス展」2階の部屋(府中市/東京)2021「ときには仏具のように」照恩寺(小平市/東京)他多数ウェブサイト:www.muraijun.com

「コロナ過の表現とはなんですか?」
人々がコロナウィルスで苦しむ中、今日も世界の片隅で生活をしている生き物たちがいる。
人間社会を別の生き物から見たら、どのように感じているだろうか?
彼らは人を娯楽として見ているかもしれない。
彼らは捕食者として人を狙っているかもしれない。
彼らは人に全く興味がないかもしれない。
様々な生き物が、お互いの気配を感じながらバランスを取って生きている。
その生活の一片を表現しようと試みた。

会場風景

國枝彩乃/KuniedaAyano
府中在住、北海道出身首都大学東京大学院システムデザイン学科インダストリアルアート学域修了

主な展示、2016 「アートで表現するパラスポーツ」スリットアニメーション作品展示(三田/東京)、インタラクション2017 作品展示(中野/東京)、2018 第23回日本バーチャルリアリティ学会大会 芸術展示学術奨励賞(仙台/宮城)、2019 「現在:Genzai Here & Now」2階の部屋(府中/東京)

トークイベント&トークセッション
【日時】 2021年 12月11日/14:00−16:00【参加方法】 オンラインライブ配信【収録】 珈琲焙煎舎2階展示場【参加費】 無料

第1部・トークイベント
『アートと街ーコロナ禍からの府中カルチャーの出口/武居利史x廣瀬健』

第2部・セッション
『アートの輝きはこの先何処へ向かっていくのだろうか?ーアートの意義と経済』

登壇者
武居利史(美術評論家/府中市美術館学芸員)
廣瀬健(建築家/(株)アワーデザイン代表取締役)
村井旬(美術家/GENZAI代表)

モデレーター
横須賀ヨシユキ

第2部・第一部・トークイベント【会場風景】

登壇者

【左】 村井旬/MURAI Jun(美術家、GENZAI代表、府中市在住)写真作家。

【中央】 武居利史/TAKEI Toshifumi(府中市美術館学芸員・府中市在住)美術評論家。美術館学芸員。主に日本の近現代美術、美術教育、文化政策、社会主義文化論。個人の立場から政治・経済もコメント。

【右】 廣瀬健/HIROSE Ken(株式会社アワーデザイン・府中市在住)1981年生まれ、2003年東京都立大学工学部建築学科卒業、2003年~2017年(株)日本設計にて都市・建築デザインに従事。2015年米カリフォルニア大学バークレー校都市デザイン修士修了(M.UD)。2017年東京都府中市にてアワーデザイン一級建築士事務所を開設。2017年~現在一般社団法人まちづくり府中 タウンマネージャー。2019年首都大学東京 非常勤講師

【右】 横須賀ヨシユキ/YOKOSUKA Yoshiyuki(DJ・ワークショップ講師・武蔵野美術大学非常勤講師・府中市在住)横須賀デザイン研究室1979年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部工芸学科卒。2005年よりフリーランスで造形ワークショップのデザインを研究開発。

味覚の乱反射−視覚を味覚で表現しよう

ワークショップ・視覚と味覚で表現しよう
【日時】 2021年12月27日、28日 / 13:00〜14:00
【会場】 珈琲焙煎舎店内にて実技を開催(1階の廊、2階の部屋内の展示作品を鑑賞)
【チケット】 1,000円(参加費、材料費込み)
【講師】 飯島里沙(珈琲焙煎士)

プログラム

始めにブレンドコーヒーの基礎を講師より説明。次に『乱反射展』の作品の中から1つ自分の好きな作品を選んでもらう。じっくりと作品を鑑賞して視覚を元にブレンドコーヒーを作成していく。抽出体験して食べ物とのペアリングを楽しんでもらう。

スケジュール
13:00〜講師紹介
13:05〜コーヒー豆について
13:15〜作品鑑賞
13:30〜ブレンドについて+作成
13:45〜抽出・実食・フィードバック
14:00終了

会場風景

【講師プロフィール】飯島里沙(珈琲焙煎士)1983年東京生まれ。シアトル系カフェでアルバイトを含め7年勤務の後、2011年11月11日11時の28歳の時「珈琲焙煎舎」を東京都府中市に開店。手網を使って焙煎をしたコーヒー豆を販売している。メディア紹介:別冊Lightning Vol.215 東京コーヒーロースターズなど多数。


積極的活動 音楽ライブ
(映像鑑賞・アーカイブ配信)
「音の乱反射
いつまでも、どこまでも」

関連企画|乱反射 音楽ライブ

『音の乱反射ーいつまでも、どこまでも』
(映像鑑賞/アーカイブ配信)
ギャラリー空間で行う音楽ライブ映像
ピアノ+ヴォーカル ソロライブ

会場風景

第1部・音楽ライブ
【日時】 2021年 12月26日/14:00〜15:45【会場】 イン・ヴィーノ・ヴェリータス・サングリア【チケット】 販売 前売り券2,500円、当日券3,000円【演奏】 Momo【サウンドエンジニア】 富 正和

会場風景

第2部・インスタレーション映像
【日時】 2021年12月26日、27日【会場】 2階の部屋(珈琲焙煎舎2階展示場)【映像】 児山紀孝【作品】 気配(Sign)國枝綾乃

第1部/演奏
オリジナル曲を中心にジャズの曲や日本の曲を交えて即興演奏。
スケジュール
1st  14:00ー14:45
2nd 15:00 ー15:45

第2部/インスタレーション
会場2階の部屋
音楽ライブの一部を動画に編集し『気配(Sign)』作:國枝彩乃のプロジェクターで投影。音楽ライブ映像と立体作品とのコラボレーション作品を鑑賞中。


関連企画|乱反射展
販売協力

第1弾・府中うまいものフェア
【期間】 2021年 11月 1 日〜 30 日 
【会場】 ミッテン府中 9 階フードコート 

第2弾・府中うまいものフェア第2段!『スイーツ&ベーカリーコレクション』
【期間】 2021年12月1日〜19日
【会場】 ミッテン府中9階・特設会場

コラボレーション・コーヒーパッケージ

ミッテン府中(株式会社ノジマ) 9階「府中うまいものフェア」にて販売したコーヒーパッケージに乱反射展アーティスト(全5名)作品イメージを提供しました。

府中うまいものフェア
【期間】 11月1日〜30日 
【商品】 コラボバッグ180円

府中うまいものフェア第2段!『スイーツ&ベーカリーコレクション
【期間】 12月1日〜19日
【商品】 ホリデーギフト1,200円
【会場】 ミッテン府中 9 階フードコート
東京都府中市宮町1丁目41-2

会場風景