『ある、できごと — An Incident None is Watching』

自然の一部分であるかのように

暗闇を長時間露光で時間の束を写すことで、瞬間とは異なる舞台を表現。これは夜間の暗い時間に河原にさしこむ人工の明かりと自然をを撮影しています。三脚に写真機を固定し、私の肉体からカメラを遠ざけできる限り多くの無意識をフィルムに取り入れるように撮影しています。自分が自然と一体化ししてゆくことで、画面から存在が消えていくことを目的としています。自分自身が自然の一部分であるように。

むらいじゅん