ローパス・センサークリーニング

普段使っている、NikonD800のローパスに汚れが付いてきたので、無水エタノールのシルボン紙でクリーニング。だがしかし、汚れがローパス上に広がってしまった。何度も自分で試して見たのだけれど、どうにもなりそうもない。本当に困った。Nikonのサービスに持って行くのことが、考えられる一番の解決法な気がする。

説明会

今日は、JR川口駅ちかくのmasuii R.D.R galleryへ出かけてきた。11月27日から同がギャラリーで「アーティストたちの家づくり」展に参加することにしたので、事前説明会へ出席。はじめに、企画者からの説明があり、後半は参加作家の簡単な作品プランの紹介と意見交換13人ほど来ていたのですが、中にはすでに具体的に準備を進めている人もいました。ぼくは、この企画に参加することで、改めて自分の写真の魅力について再考する機会としようと思っています。いつものことですが、土壇場になって展示プランが”ちゃぶ台返し”となることはありそうです。

取りあえず、昨日のブログに書いた、『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』五十嵐太郎著を読みながら、プランについて考えています。展示のDMを頂きました。デザイナーのリー・ギルテさんによるデザイン。すてきなDMありがとうございます。

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『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』

『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』

著者:五十嵐太郎

発行者:竹内淳夫
発行所:株式会社彩流社
編集:出口綾子

読み始めました。

五十嵐氏のこのとは、はじめは「建築系ラジオ」で知ったような・・・。そのあとあいちトリエンナーレでもう一度名前を見て、いったいどんな人なのだろうか?と興味をもって注目していました。まだ、前書きと、第一章のはじめまでしか読んでいないのですが、知らないことがたくさん書かれているけれど、脱落することなく、読み進められていいます。これまでにも様々な国際的な野外展でのコミッショナー歴任されているだけあって、多数に向けて、ものごとを説明するのが上手なのかもしれません。ぼくもコミュニケーションスキルがほしい。まだ、さわりだけでしたので本の感想は書けませんでした。

そして、なぜいまこの本を読み始めたのかは、秋にグループ展があるのでそのための準備。明日は、グループ展の打ち合わせ。

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VOCA

久しぶりに上野の森美術館へ。見てきた展示は『VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち』。3連休の最終日ということもあってか、月曜日にもかかわらず館内は賑わっていました。VOCA展への参加は年齢制限(40歳以下)なので、並んでいる作品は大学卒業したての20代の若手作家の作品から、作品集がミュージアムショップで販売されている現在大注目の大物作家まで幅広く揃っていました。

この展示の特色のひとつに推薦者とう立場のひとがいます。作品の隣に掲示されているキャプションには、推薦者の勤め先と推薦文が書かれています。それを読むことで、会場で展示されている作品は一人一点ですが、作家を読み解くヒントに役立ちます。さらに、VOCA展作家の詳しいこと、例えば学んだ母校や学部を知りたければ、入り口で販売している展覧会図録を購入をおすすめします。作品を鑑賞しながら、同時に巻末の作家略歴をみるとよりいっそう作品への理解度が深まります。例えば、平面作品でも空間デザイン出身なのか、立体出身、それとも油画なのか、それを知った上で作品を見ることで、その作家の素材に対するアプローチや、選ぶ技法の”何故”と意図を読み解くことにより面白さが加わります。

昨年一年間どんな作家がどんな作品を発表していたのかをお復習いすることが出来きました。また、来年も見に行こう。 

 

名称 VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち
会場 上野の森美術館
会期 3月11日(土)〜3月30日(木)

機材

ストロボメーターを買いました。

既に、別の機種を一台使っているのですが、少し前から、1度でスポット測光することが出来るメーターが気になっていました。デジタルになって背面のヒストグラムや、MacBookで撮影の上体を画面上で確認出来ることもあって、メーターを使う場面は以前よりも大分減ってきていました。

いま、もう一度自分の撮影ワークフローを見直すことで、制度を上げられないかと試行錯誤をしているところです。このメーターはミノルタの最終モデルだと思うのですが、機能も豊富ですし、メーターのビューファインダー内の表示も分かりやすく出来ているので、ストレスなく測光できそうです。

 

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最近買った本

最近買った本

 

『反オブジェクト —建築を溶かし、砕く』

著者:隈研吾

発行者:菊池明郎

発行所:筑摩書房

印刷所:中央精版印刷

製本所:中央精版印刷

 

隈研吾の著書は、これまでに数冊読んできた。今回の『反オブジェクト —建築を溶かし、砕く』同様に、どれも分かりやすい言葉で書かれているので、万人に安心して勧められる。書店の建築コーナーには、まだまだ建築Mapが本棚に並んでいる。どれを読んでも知識を増やしてくれるので、友達に向かって説明をすることはできるようになるのだけれど、自分にとっての建築ということを考えられている人達は、知識と経験をつかって、沢山の人達と意見の交換が出来ている。

そもそも、自分の制作(写真)と建築が、今後どのように繋がっていくのかは皆目見当が付かないが、僕にとって建築分野の本は、手に取りやすく、尚かつ批評性が高いものが多いように思う。日本の写真界で批評性の高い文章を書き続けている人って何方なのでしょうかね。

International Art Fairs Dedicated to Photogaraphy

PHOTOFAIRS

International Art Fairs Dedicated to Photogaraphy

<http://photofairs.org>

San Francisco

 

この展示では、どうやらギャラリーが自分の所の取り扱い作家をプレゼンテーションする方法で参加しているようです。日本人もAKI LUMI氏、オノデラユキ氏が上海のギャラリー Vanguard gallery から出品されています。

他にも、Todd Hido、Mehdi Abdolkarimi、Alejandro Guijarro、Eric Pillotなど日本ではまだまだ紹介されていないかも知れない写真作家達の作品が並んでいるようです。まだ参加ギャラリー全てを見渡してはいないのですが、Mona Kuhnの作品が出品されていました。奇をてらうことなく、画面の力で勝負しているところは、技術と能力の深さを作品を通してひしひしと感じます。因みに、ウェブサイトの中でプッシュされているのは、Wang Ningdeの新作「No Name」の発表があったようです。ここでも中国押しなのですね。

本:写真について「Art and Photography」

David Campany氏が編集している、「Art and Photography」という本をAmazonでみつけました。すこし興味をひかれました。

紹介文によると、1960年代から、21世紀までの間について書かれているそうです。なぜ、この本が目にとまったかというと、先日首都大学東京の社会人生涯学習で講師をされていた、Adams先生に「Photography at MoMA: 1920 to 1960」を見せて頂いたもののそれ以降の時代について知る手がかりになりそうだからです。

 写真史は、その他の美術・芸術と比べても、歴史の厚みはまだまだ少ないのが事実です。一般的に、1920年(大正9年)からの40年間は、写真史上大きな出来事や、偉大な写真家が生まれた時期として、いまでも大きな影響力をもっているものだということになっています。僕個人も、この時代について書かれた本や、出版された写真集は、機会を探して見てきました。そんな個人的な経験からも、知識として知っている意味は大きいと思います。

ちょっと話しは逸れますが、アメリカは歴史を事細かく残す傾向があるようです。何故かというと、ひとつには、アメリカはヨーロッパや日本を含めたアジアと比べても歴史が浅く、初期の段階において紙とインク、タイプライターが存在していたこともあるからではないでしょうか。そんなこともあって、アメリカで出版される写真史は初期の時代のものでも事細かく書かれています。

 日本語で近代写真史を学ぼうという人は、何を読むのがいいのかぼくは知らないのですが、今回見つけた「Art and Photography」は役に立つ気がします。本書籍の編集者であるDavid Campanyの過去の仕事を下記(Amazonからの引用)に記しています。多方面で活躍していることがうかがえます。

後半は、気づいたら自分の想いを書いていました。この(本ー写真について)は、自分が読んではいないけれど・・・をスタートに自分の写真への考えをかき落とす企画です。21世紀は、20世紀までの写真という領域を乗り越え、新しい概念を書き加えていってもらいたいです。

おまけ

David Campany氏の寄稿先
Frieze, Aperture, Art Review, FOAM, Source, Photoworks, Tate magazine。

キューレションもしている。

David Campany is a writer, curator and artist, working mainly with photography. David s books include The Open Road: photographic road trips across America (2014), Walker Evans: the magazine work (2014), Gasoline (2013), Jeff Wall: Picture for Women (2010), Photography and Cinema (2008) and Art and Photography (2003). He also writes for Frieze, Aperture, Art Review, FOAM, Source, Photoworks and Tate magazine. Recent curatorial projects include Lewis Baltz: Common Objects (Le Bal, Paris 2014), Walker Evans: magazine work (Foto Museum Antwerp 2014), Victor Burgin: A Sense of Place (AmbikaP3 London, 2013), Mark Neville: Deeds Not Words (The Photographers Gallery London, 2013) and Anonymes: Unnamed America in Photography and Film (Le Bal Paris, 2010). David has a Phd and teaches at the University of Westminster, London. For his writing, David has received the ICP Infinity Award, the Kraszna-Krauss Book Award, a Deutscher Fotobuchpreis, and the Royal Photographic Society s award for writing.

ここ数年間のあいだに乳剤&銀塩からデジタル&インクジェットプリントへ移行をしました。2008年(平成20年)に東京都写真美術館で開催された、『液晶絵画』展(展覧会PDF)[展覧会担当 藤村里美/関次和子/三井圭司]は、写真界の断層を写真以外のジャンルへ明示するチャレンジングな企画だったのではないでしょうか。今後、個人的に期待するのは、ダレン・アーモンド(https://youtu.be/nLL8pqQ2OU0)のような、写真、ムービー、立体作品など、複数の視覚芸術を立体的に使いこなして、自分のテーマをあらゆる角度から示す作家の展示を見て行きたいと思います。

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《Civil Dawn@Mt. Hiei》2008年, Courtesy of Matthew Marks Gallery, New York / the artist