東京都写真美術館 “Into the Pictures”

久しぶりにここに書いている。

恵比寿に用事があったので、東京都写真美術館で開催中の “Into the Pictures”を見てきた。内容は、夏休み期間中ということなのだろう、美術教育的な創りになっていた。

 

特筆すべきことは展示方法だった。展示されている写真作品は白マットにシルバーのアルミフレームに入れられていた。(アクリル圧着や、木フレームなど、シート単体で取り出せない作品は、オリジナルの状態のままでした。)しかもすべての作品の隣には薄いグレーの番号表記のみ。手元の資料で番号を確認することで、目の前の作品が誰によって写されたものか分からないようになっている。

 

この二つの条件を整えたことによって、写真作品の背後にあるはずの歴史や文脈、鑑賞者の思い込みなど、すべてが洗い流されていたようで、とても新鮮な気持ちにかえって作品を見ることが出来た。

 

当日は学芸員のギャラリートークも聞くことが出来た。余談だけれど手話通訳付きだった。担当学芸員の意図から少し外れている見方かもしれないけれど、写真を美術館で意識して見始めた頃の自分に戻った気がした。印象深い展示でした。

 

東京都写真美術館 イントゥー・ザ・ピクチャー

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3050.html

展示:荒木経惟ーセンチメンタルな旅1971-2017ー

 

東京都写真美術館

《荒木経惟ーセンチメンタルな旅1971-2017ー》

 

すごく久しぶりに、荒木経惟の展示に行ってきた。

どの写真もものすごく自然に見えてしまいました。

そこはやはり天才アラーキー、鑑賞者の心に訴え掛けてきました。

次ぎの展示は・・・

《長島有里枝ーそしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。》

どんなふうな展示にするのか楽しみです。

説明会

今日は、JR川口駅ちかくのmasuii R.D.R galleryへ出かけてきた。11月27日から同がギャラリーで「アーティストたちの家づくり」展に参加することにしたので、事前説明会へ出席。はじめに、企画者からの説明があり、後半は参加作家の簡単な作品プランの紹介と意見交換13人ほど来ていたのですが、中にはすでに具体的に準備を進めている人もいました。ぼくは、この企画に参加することで、改めて自分の写真の魅力について再考する機会としようと思っています。いつものことですが、土壇場になって展示プランが”ちゃぶ台返し”となることはありそうです。

取りあえず、昨日のブログに書いた、『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』五十嵐太郎著を読みながら、プランについて考えています。展示のDMを頂きました。デザイナーのリー・ギルテさんによるデザイン。すてきなDMありがとうございます。

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VOCA

久しぶりに上野の森美術館へ。見てきた展示は『VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち』。3連休の最終日ということもあってか、月曜日にもかかわらず館内は賑わっていました。VOCA展への参加は年齢制限(40歳以下)なので、並んでいる作品は大学卒業したての20代の若手作家の作品から、作品集がミュージアムショップで販売されている現在大注目の大物作家まで幅広く揃っていました。

この展示の特色のひとつに推薦者とう立場のひとがいます。作品の隣に掲示されているキャプションには、推薦者の勤め先と推薦文が書かれています。それを読むことで、会場で展示されている作品は一人一点ですが、作家を読み解くヒントに役立ちます。さらに、VOCA展作家の詳しいこと、例えば学んだ母校や学部を知りたければ、入り口で販売している展覧会図録を購入をおすすめします。作品を鑑賞しながら、同時に巻末の作家略歴をみるとよりいっそう作品への理解度が深まります。例えば、平面作品でも空間デザイン出身なのか、立体出身、それとも油画なのか、それを知った上で作品を見ることで、その作家の素材に対するアプローチや、選ぶ技法の”何故”と意図を読み解くことにより面白さが加わります。

昨年一年間どんな作家がどんな作品を発表していたのかをお復習いすることが出来きました。また、来年も見に行こう。 

 

名称 VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち
会場 上野の森美術館
会期 3月11日(土)〜3月30日(木)

あいちトリエンナーレ

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あいちトリエンナーレの開催日が近づいてきた。初日は8月11日からの74日間で、10月23日に終わる。テーマは、「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅 Homo Faber: A Rainbow Caravan」そして、芸術監督は、港千尋である。港氏と言えば、52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展コミッショナーとなり、岡部昌生を招聘した方でもある。いま、公式ウェブサイトをみました。規模の大きさに驚き。会場の数も多いので、どこかで全体像をまとめたものを見なくては把握しきれない量です。
どうやってまとめるのか、不眠不休・・・・想像が出来ません。ニュースページを見ると、6月7日に「「あいちトリエンナーレ2016」アーティストガイド印刷業務の受託者を募集します」。6月15日には、「「アート」と「まち」を旅(キャラヴァン)、あいちトリエンナーレ2016 公式ガイドブックを発売します!」発売は、7月15日(金)ですって。出版元ぴあ株式会社。校正する時間がどれくらいあるのか、その辺りはプロフェッショナルにお任せするのでしょう。第2回のあいちトリエンナーレは五十嵐太郎氏でしたので、なんだか大きく反対側へ振り切った内容になりそうな予感です。

フォトフェス no.4:WONDERS OF THE WORLD

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ランドスケープフォトグラフィーの写真展はたくさんあるのですが、『WONDERS OF THE WORLD』は僕の好みの作家の集め方です。内容は9名の作家が集められています。ウェブサイトの出来がイマイチなので、欲しい情報が集めることができませんでした。これ程集めにくいサイトも最近では珍しい・・・・。想像ですが、多分かなりおっとりとしたゆるい組織の方々によって運営されているのではないでしょうか。のんびりだから、長く続いているということもよくあることです。

参加作家がどんな作品を普段作っているのか、とても興味が湧いています。ググってみてみるのもいいでしょう。

追加情報
公式フェイスブックページがあります。

タイトル
WONDERS OF THE WORLD

WONDERS OF THE WORLD brings together nine international positions in contemporary landscape photography. The different viewpoints show the impact that man has on nature and alternatively how nature’s beauty remains an evocative, sometimes provocative constant. Addressing how man deals with energy, resources and waste as well as our responsibilities toward the environment and global warming, the artists document changes and destruction of landscape, which reveal the obvious and the hidden beauty of nature. The fragility of nature is visualized as well as the threats to it.

参加作家

  • Olaf Otto Becker
  • Alejandro Durán
  • Geir and Kate Jordahl
  • Matthias Jung
  • Janelle Lynch
  • Jamey Stillings
  • Han Sungpil
  • Brad Temkin
  • Federico Winer
  • 公式ウェブサイト WONDERS OF THE WORLD (Eng)
  • 会場:Fotografie Forum Frankfurt (ドイツ・フランクフルト)
  • GoogleMap:Here
  • 料金:大人6ユーロ
  • 会期:2016年6月17日〜9月11日
  • フォトフェスno.3 フォトロンドン Photo London

    フォトロンドン Photo London 公式ウェブサイト

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    会場:ロンドン・イギリス
    会期:2016年5月19日〜22日

    昨日に続きフォトフェスティバル。前回は北欧でしたが、今回はヨーロッパのイギリス・ロンドンです。こんな大きな都市ですから、年中様々なイベントが行われていることでしょう。しかし、このフォトロンドンは今年で2回目だそうです。もしかすると、違う名前・組織で近年まで行われていたのかもしれません。84のギャラリーが集まっているようです。多くは地元のロンドン、お隣のパリ、そして遠くからNew York。これを書いている最中は、リストを眺めているだけなので、正確なことは書けていないのですが、面白そうなのは・・・参加リスト(Exhibitors)の有望新人(Discovery)や、出版社系(Publishers)と、最後はビッグ3以外の都市から来ているギャラリーですね。
     クリックすると、オークション用かと思われる過去の名作以外の、その国の特色が出ている作品を見ることができるのが国際展のすばらしいところです。なにか発見があるかもしれないので、引き続きページを捲ってみます。ところで、スポンサーのなかに、METROを見つけました。僕がMETROを最後に見たのは、2000年の少し前あたりだった気がします。あの頃写真のデジタル化が進み始めていて、東京の街角写真屋さんも仕事が無くなっていくと騒がれ始めていました。で、そのMETROですがMETRO IMAGINGと名前を変えて再出発しています。ちょっと安心しました。

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    フォトフェス no.2 コペンハーゲン・フォトフェスティバル

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    写真・フェスティバル『コペンハーゲン・フォトフェスティバル』
    公式ウェブサイト

     自分で行ってみたいという写真フェスティバルが見つかった時にここに書いています。今回は北欧-デンマークです。同じ北欧でも、フィンランドにある、ヘルシンキ芸術大学の日本人卒業生の活躍はたまに耳にします。2009年には、銀座資生堂ギャラリーでは、ヘルシンキ・スクール写真展が行われ、ぼくも見に出かけてきました。デンマークのアートはこれまで接点が無かったので、どのような写真を制作しているのか実際に見てみたくなりました。

    2015コペンハーゲン・フォトフェスティバル図録

    図録を見る限りでは、コペンハーゲンらしさを強く感じる作品は少ないように思います。もしかすると、参加作家の年齢が若い人を中心に据えて居るからかもしれませんが、他国のビックネームの作品からの影響を受けている作品がありました。そして不思議なのは、このフェスティバルのスポンサーリストに企業ではなく、アメリカの教育機関があることです。New York Film Academyがスポンサードしています。両者の間にどんな関係があるのでしょう。優秀な生徒は交換留学制度があるのかも。
     2010年から続いているそうです。デンマーク写真をインターナショナルにしていくことが目標でもあるので、是非色々な国の写真作家からも注目されるようなフェスティバルに育っていってもらいたいと思います。

    武蔵野美術大学『GROUND2 絵画を語る―見方を語る』をみる。

     今日は武蔵野美術大学の美術館で展示を見てきました。『GROUND2 絵画を語る―見方を語る』展が一番印象に残りました。特に丸山直文の作品は大中小の3点でしたがが、久しぶりにゆっくり見られたことが一番の喜びでした。会場には各作家の小品が出口近くに展示されていました。丸山氏本人の撮影だと思われますが、デジカメで撮影した水たまりの画像と動画がipad上で流れていた。僕も水たまりを追い掛けていた時期があるので、ファインダー越しに何を見ているのかを想像しながら、流れる画像を眺めていました。途中ペインティング作品と水たまりの画像と往復すると、何かしら共通点や相違点が見えてきました。僕には丸山氏のペインティング作品には、あるべき重力が無いように感じられました。地面に出来た水たまりに天空の空が映っている写真を見た時に予感めいたことを感じました。

    GROUND2 絵画を語る―見方を語る
    GROUND2: Talking About Paintings, Talking About Seeing

    • 会 期|2016年5月23日(月)-8月10日(水)、8月20日(土)、21日(日)
    • 休館日|日曜日、祝日 ※6月12日(日)、7月18日(月・祝)、8月21日(日)は特別開館
    • 時 間|10:00ー18:00 (土曜日、特別開館日、7月25日-8月10日は17:00閉館)
    • 入館料|無料
    • 会 場|武蔵野美術大学美術館 展示室3
    • 主 催|武蔵野美術大学 美術館・図書館
    • 協 力|愛知県立芸術大学

    小林孝亘、額田宣彦、丸山直文、高橋信行、猪狩雅則によって2014年に結成された「GROUND」は、〈絵画の可能性〉を探ることを共通の問題意識とし、その可能性を提示することを目指している。本展では、彼らの新作展示や関連シンポジウムを通して、描く者と観る者が共に絵画について思考、対話できる場“GROUND”を創出する。

    展覧会概要

    このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「GROUND2 絵画を語る―見方を語る」展を開催いたします。
     GROUNDは、小林孝亘、額田宣彦、丸山直文、高橋信行、猪狩雅則によって2014年に結成され、同年「GROUND 絵画を語る―自作を語る」展において、その歩みを始めました。
     5人のさまざまな作風を見ると、別々の道を進んでいるように感じるかもしれません。GROUNDは、〈絵画の可能性〉を示すことを共通の目的意識とし出発しました。その可能性を模索するため、一方的に史実を語ったり、絵画論を押し付けたりせず、描く者も見る者も共に思考し、対話できる風通しのよい〈場〉を作ることを目指しています。それは、画家の活動と並行し美術大学で学生と向き合う彼らが、自作も含め、現代に氾濫する絵画と格闘する中で、常に誠実に、時に切迫感をもって絵画を考え、描き続けてきたからこそ、生まれた〈場:GROUND〉なのではないでしょうか。
     「上手に描く人間だけが上手に見ることができる」「上手に見る人間だけが上手に描くことができる」[R.G.コリングウッド(1889-1943)]という言葉を糸口に、本展は題されました。今回、5人の新作中心の展示に加え、〈見方を語る〉をテーマにシンポジウムを開催します。表現者は何をどのように見て、どう伝えようとしているのか。本展よりGROUNDに参加する中村麗をモデレーターに、絵画以外の領域にも積極的に越境することで、メンバーやゲストが複眼的に見方を語り合います。展示とシンポジウム、ふたつの〈場〉から生まれる対話は、まだ見ぬ絵画の可能性を知る道しるべとなることでしょう。

    フォトフェス no.1 photo basel 2016

     大分昔に読んだ『写真という出来事・クロニクル1988-1994』港千尋著に著者が巡った国際写真展のことが書いてありました。港氏の著作と出会った一番初めの本だったと記憶しています。この本の内容が面白かったので、その後数冊買ってはみましたけれど、初めの一冊を超えるものには出会えませんでした。そんな港氏がベネチアビエンナーレ日本館コミッショナーを第52回(2007年)の年に受け、推薦したのは岡部昌生でした。てっきり写真作家を選ぶかと思っていたので、この人選は意外でした。
    さて、個人的に、写真界にとても疎いので勉強も兼ねて、行ったことはないけれど、フォトフェスを継続的にアップしていこうと思います。途中から地域性やトレンドなどが見えてくると面白くなるのですが、どうでしょうか。第一回目は『フォト・バーゼル2016』です。ちなみに、アートフェアー『アートバーゼル』の近くで開催されている、写真だけのフェアーです。(第3パラグラフにその辺りのことが書かれています)

    第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ美術展 日本館
    「私たちの過去に、未来はあるのか」
    コミッショナー:港 千尋(写真家、評論家、多摩美術大学教授)
    アーティスト :岡部昌生(美術作家、札幌大谷大学教授)
    会期:2007年6月10日~11月21日
    会場:ヴェネツィア、ジャルディーニ地区ビエンナーレ会場内(イタリア)
    主催:財団法人国際交流基金

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    • タイトル:photo basel 2016
    • 会期:15 Jun – 19 Jun 2016
    • 会場:Volkshaus Basel Rebgasse 12-14 4058 Basel
    • 連絡先:info@photo-basel.com
    • ウェブサイト:www.photo-basel.com

    内容
    photo basel is more than thrilled to announce the second edition of Switzerland’s first art fair solely dedicated to photography in June 2016. After its tremendous inaugural success in 2015, photo basel now starts to accept applications for its second edition in June 2016.

    What defines photo basel’s instant success?
    It is the combination of various factors that can be summed up by the following: During June, Basel is the place to be – there is only one art fair that has a major global impact on the entire art world: Art Basel. Being parallel to that major fair and being in walking distance to it, gives photo basel the ultimate advantage in order to reach collectors, buyers, dealers, curators and art enthusiasts.

    What’s new?
    For the first time photo basel will now occupy the legendary Volkshaus – a compound that has been smoothly renovated by acclaimed Swiss architects Herzog & de Meuron. Within this new location (which is even closer, now 700 meters off Art Basel fairground), photo basel already has promising plans to create a super hub for photography and give the world’s leading photography galleries a one of a kind window to present their artists during the most crisp time of the art world calendar.

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    (C)photo basel


    photo basel 2016 will combine young galleries as well as renowned international ones whose artists consist not only of young, emerging artists and talents but also of those with a bold historic background. The fair provides its visitors the ultimate chance to connect and discover galleries whose photographic positions demonstrate a strong predilection to translate the DNA of contemporary creation and a gift for revealing talents, be it old and new.

    Apply now
    Please get in touch to receive your application kit: application@photo-basel.com / Deadline is January 31st, 2016.